中小企業者の賃金引上げを支援することを目的とする「業務改善助成金」について、第二次補正予算成立により、「通常コース」について拡充が行われました。

下記のとおり、対象事業場要件の緩和、助成上限額の引上げ及び申請期限の延長などが実施され、利用の幅が広がります。

詳しくは、リーフレットのほか、厚生労働省HPをご確認ください。

＜制度の概要＞

生産性向上に資する設備投資などを実施し業務改善を行うとともに、事業場内最低賃金を一定額以上引き上げる中小企業・小規模事業者に対し（事業場内最低賃金を30円以上引上げ、かつ、生産性向上に資する設備投資等を行った場合）、その業務改善に要した経費の一部を助成する。

＜今回の拡充内容（概要）＞

　①対象事業場の拡大

　事業場規模を100人以下とする要件を廃止。

　中小企業者で事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差額が30円以内(※)としたこと。

　※群馬県地域別最低賃金の895円から925円まで

　②助成上限額の引上げについて

　対象事業場のうち、事業場規模30人未満の事業者については助成上限額の更なる引き上げを行ったこと

　※助成金の交付額は、設備投資等の金額（助成対象費用）に助成率を乗じた額と助成上限額とを比べて低い金額を採用